自己紹介

企業研究者時代

レーザー分光学を専攻した理学系の大学院を修了後、
25年間にわたり技術系企業の研究所で工学研究者として、
化合物半導体の結晶成長や可視光発光デバイス、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)など 材料デバイスの分野で研究に従事してきました。
私自身、研究の現場で様々な発明や発見に携わっていました。
日々おびただしい試行錯誤をメンバーと一緒に繰り返す中で、
「飛躍的な発明・発見はどのようにすれば促進できるのか」という問いを解決してみたくなりました。
そこで社会人として大学院に入り直し、関係する社会科学系の分野を学び直し、
以来この問いをずっと探究してきました。

実務家教員時代

2012年に技術系企業のグループ会社に出向し(その後転籍)、
技術広報誌の編集長や技術ドキュメントの制作・翻訳を担当するサービス事業部門の管理職を務めました。
研究一筋の毎日から、顧客や納期と対峙する部下のマネジメントへと大きな転換となりました。
苦労も少なからずありましたが、この時の経験はその後、経営学を教える授業での臨場感の源となっています。
2013年からは東京農工大学のMOT専攻で実務家教員、つまり働きながら教えるというポジションを得ました。
二足の草鞋(わらじ)を履く大変さはありましたが、大学教員としての道もスタートしました。

専任教員としての現在

2017年より香川大学のビジネススクールの専任教員として、授業やゼミ指導を担当しています。
研究に関しては、地域の中小企業を中心とした新規事業のプロセスを調査分析したり、
イノベーションの素過程を理論的に分析したりしています。
2022年度に香川大学に新設される創発科学研究科の設置に関わったことから、
2021年より同研究科をサポートする大学院教学センターの副センター長も併任することになりました。

略歴

学歴

1984年 東京大学教養学部基礎科学科卒
1986年 東京大学理学系大学院相関理化学専攻修了 理学修士取得
2002年 論文申請にて博士(工学)を取得(東京大学)
2010年 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻 博士後期課程修了
博士(学術)

職歴

1986年 株)東芝 総合研究所 研究員
1993年 カリフォルニア大学サンタバーバラ校客員研究員
2012年 東芝ビジネス&ライフサービス(株)に出向、2015年転籍
2013年 東京農工大学工学府産業技術(MOT)専攻実務家教員(教授)併任
2017年 香川大学大学院地域マネジメント研究科教授
2021年 香川大学教学センター副センター長を併任

人物像紹介